三鷹寮での生活、もう4分の1が終わったんですか(近況報告)

こんにちは。久しぶりにブログを書きたくなったのですが大学には全然行っていないしお出かけもほとんどしていないので書くことが住まいについてしかありません。(嘘です、食生活とか色々あります。)

ということで今回は東京大学三鷹国際学生宿舎、通称三鷹での僕の暮らしについて書いていきます。本当は三鷹寮について書くつもりでしたが、隙があったので自分語りをしてしまい、ただの近況報告になっています。ゴメンネ。

(その名の通り、いわゆる三鷹寮は実は寮ではなく学生宿舎です。まぁ定着しているし普段から呼んでいるのでこの後も三鷹寮と書かせてもらいます。)

 

三鷹寮のコンテンツ力については様々な人が触れているので擦られすぎてもはや火が出る、いや、爆破するレベルに達しているのですが、まぁ誰もがそれを見ているわけではないので僕の個人的な目線からも触れていこうかなと思います。

※とは言いましたが、僕はこの半年の間ほとんど部屋とコインランドリーくらいしか三鷹寮の設備を使っていないので、共用棟の設備や人との交流などについては書けません。あと冬の厳しさについてもまだ書けません。

 

近況報告

三鷹寮を初めて訪れる

3月下旬、入学手続きのために一時上京した際に、ついでに三鷹寮見学をしました。吉祥寺駅から徒歩で向かったのですが、遠かったです。いや、ま〜〜じで遠かったですね。40分位かかります。こりゃ自転車は必須ですわなと思いました。

そのあと管理の人に宿舎内を案内してもらいなんとなくの部屋の大きさを見ました。いや、狭ぇ〜〜。狭いです、なるほどなるほど、と思いました。間取りがこのページから見られます

三鷹国際学生宿舎について - 学生生活支援- 東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部

 

三鷹寮生活、始まる

家族に手伝ってもらって引っ越し作業を終え、親戚とご飯を食べに行った後から一人暮らしが始まりました。寂しいですね。今でこそモノがごちゃごちゃしているマイルームですが、引っ越し当初は何もありません。新調した布団や家電と段ボールがあるくらい。全体的に鮮やかさがなく、寂しさ、閉塞感を強調するようでした。

で、そんな部屋に彩りを加えてくれたのが仮面ライダーのフィギュアでした。最近のライダーは色がうるさめなので枕元のスペースに置くだけで部屋がパッと明るくなりました。仮面ライダーに限らず、三鷹寮にこれから入る人は自分の趣味のものをちゃんと部屋に置くようにしましょう。フィギュアでも本でもCDでもいいので。色鮮やかだとなお良いです。

ただ、今年の4月5月って外出自粛の真っただ中で、スーパーでの買い物くらいしか外出がなかったんですよね。リアルな人との交流もなく、寂しかったですね。まぁオンラインクラス会とかサークルのオンラインミーティングとかはありましたが。

あとだんだん食生活が歪み始めてカップのゼリーを1食分にカウントしていた時期もありました。3食摂ろうとしているだけマシですね。

 

少しずつ慣れる

6月〜7月あたりになると割と自由度が上がってきて、同クラと会う人もちらほらと現れ始めていました、僕はまだコロナ怖いし金もないということで人とは会わず、7月末にようやく三鷹寮の敷地内で(三鷹寮住みの)同クラと会釈をして初めて実存体の確認を受けました。これはシンプルに僕の対人能力のせいなので三鷹寮は関係ないです。

そういえば先述のもの寂しさというもの、実は三鷹寮周辺のお店事情も影響していて、三鷹寮から北に進む方面(三鷹駅吉祥寺駅がある方)の近所のスーパーは「いなげや」「サミット」あと少し足を伸ばすと「西友」くらいなもので、今までお世話になっていた系列のものではないんですよ。アウェー感、感じるんでしたよね?って感じ。そんな中僕はついに近所(南方面)に「グルメシティ」というダイエー系列のスーパーがあることを知ります。ダイエー系列もそんなに馴染みはないのですがトップバリュ製品があるので実質イオン系列みたいなものです。ああ、なんという実家のような安心感。とても心強い味方を得た気分でした。

さて、食生活ですが、米を炊くのが面倒くさすぎました。その結果、うどんやパスタ、食パンの日が増え、食パンすらない時は朝ご飯モチベが発生せず昼起床をするようになっていきます。あ〜、夜型大学生ってこうしてできていくのか。と思いました。誰か、僕に毎朝ご飯と味噌汁を作ってください。(ちなみに、三鷹寮の規定的には部外者は部屋に入ってはいけないらしいのですが黙認されているという話を聞いたことがあります。まぁそんなスペースはありませんが。)

 

夏休み

だいぶ三鷹寮生活にも慣れ、対面でのクラス会をし始める同クラのインスタを見つつ、1人で部屋で睡眠、ポケモン、サークルのミーティングなどをする日々。美化されているのは重々承知の上ですが、毎日のように暑い部室で不本意なパートを吹いていた高校3年間の夏休みも、あれはあれで青春だったな〜と思います。(そういえば(文脈無視)、バイトを始めたら買いたいと思っていたものの中にウインドシンセサイザーという電子楽器がありましたね。三鷹寮は防音性が優れてますしさっさとバイトを始めて買って大好きなメロディーを存分に吹けるといいですね。)

そんな僕ですが9月になってようやく、電車を使っての外出をしました。ポケサーの五月祭企画の収録です。それまでは吉祥寺駅周辺にしか行っていなかったのですごく久しぶりです。その後数回電車を使いました。ついに三鷹寮脱出ですね。

 

近況報告はこのくらいにして

三鷹寮の特色について語っていきましょうかね。

 

〇家賃が激安 〇最寄りが吉祥寺 〇防音性高め 〇椅子と机とベッドが備え付け 〇近くにコンビニもスーパーも電機屋もドンキもある 〇最近共用スペースにテレビが置かれた 〇ゴミはいつでも出せる 〇門限とかない ×最寄り駅まで徒歩40分 ×狭い ×網戸は備え付けじゃない ×風呂の中にトイレ ×湯船なし ×刑務所 ×ベッドが堅い ×「最寄り駅から検索」が使いづらい ×キッチンが狭い ×雨の日は廊下にミミズがいることがある ・隣がゴルフ用品店 ・その隣が釣具屋 ・一応教養学部の管轄 ・ガムテテフ ・三鷹寮倒壊

 

まず家賃は激安です。家賃、光熱費の基本料金、積立金等を合わせて11,500円が月1で引き落とされ、追加で水道、電気、空調の代金が使った時間に応じて引き落とされます。合わせて15,000円行くか行かないか程度です。安い!三鷹寮を見つけてくれた親に感謝ですね。

ゴミ出しの日が決まっていないことや指定ゴミ袋を買う必要がないのも偉いです。あと寮じゃないので門限は無いです。

 

で、皆さんが気になるのはネガティブな方ですよね。

まず虫。いるかいないかで言うといます。虫コナーズ的なのをぶら下げて対策しています。Gから始まるアレは今のところ見ていないです。雨の日の廊下はまあまあアレです。

次に狭さ。間取りが見れるページは前に載せましたが狭いと言っても慣れればまぁ大丈夫な程度です。風呂トイレについては、僕はハイテク洗面台*のある棟なのでそんなに不便していないです。湯船がないと聞いていたので引っ越した時にホームセンターで大きめのタライを購入して足湯的に使っています。タライはちょっとした洗濯でも使えるので買い🉐ですね。(洗濯はコインランドリーが各棟にあるのでそこを使っています。乾燥機の方は使っていません、ほんのりあったかくなるだけなので。洗濯物が少ない時期は下着系だけタライ使って手洗いしてました。)

(*ハイテク洗面台とは…クッソ狭い三鷹寮トイレには建った時期によるマイナーチェンジが反映されており、A,B棟では動かない洗面台がC〜F棟では可動し、シャワーを浴びる時に便器が水浸しになることを防いでくれるのである。)

キッチンはIHの隣がすぐシンクなのでシンクの隣に台を置くか何かしないと不便です、僕は割り切ってIHの上にタオルを置いて洗った食器を置いてます、と言うか僕の部屋のIH動かないことがあるので。(管理の人に言えば対応してくれるので次に入る人も安心してください。)で、卓上のIH(炊飯器をつけ外しできる奴)を冷蔵庫の隣の台に置いてその隣で食材切って料理してます。最近のマイブームはフライパンで作る炊き込みご飯です。コンソメ炊き込みとか悪魔的なウマさなので試してみてください。

 

次は立地についてですかね。一応自転車があればすぐ吉祥寺にもいけますし割と充実してます。余裕ができたら別の駅の方にも行ってみたいものです。で、まぁ言うほど遠くないとは言えそんなに近くもない吉祥寺駅。これとほぼ同じくらいの遠さの三鷹駅。あと三鷹台駅だったかな?が三鷹寮生の最寄り駅とされているのですが、そう、徒歩40分。学生宿舎なのに。それでいいのか?って感じですね。そして三鷹寮の立地の象徴、真骨頂とも言うべき画像がこちら。

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ほんまか???(エセ関西弁)

ぐるっと駅に囲まれているのである。まさに陸の孤島。巷では三鷹寮爆破の衝撃でこうなったと言われているとか。このクソデカ同心円の上にしかないお店というのも多く、なんか…もっとどうにかならなかったんですかね…って感じですね。まぁ裏を返せばこの円の範囲で大体いきたいお店はあるということなのでそれは評価点です。

「最寄り駅から検索」が使えないと言ったのはこういうことです。

 

三鷹寮倒壊ネタについてTwitterでも言いましたが鉄筋コンクリート造ということもあり僕はあまり地震が来ても気づかないんですよね。なので倒壊チャンスが少ない。代わりに近頃は「三鷹寮爆破」と呟かれています。そう言えばそろそろ台風が来るらしいですね…?

 

近況報告に戻る

さて、Aセメが始まりますね。一部対面授業再開ということで三鷹寮に籠もっていた僕もようやく同クラと顔を合わせることになります。楽しみですね。

ただ、三鷹寮の家賃の安さに甘えてバイトをしていなかったので財力はほぼゼロです。遊びに行けないですね。というかSwitch買ってポケモンやりたいのでバイトしてもそんなにフッ軽にはなりません。そういう人なので。

ブログの更新を今まで全然していませんでしたが、また何か書きたくなった時に書きます。近況報告はTwitterを見てください。今一番活発に動かしている公開垢は@ ueno_ver3です。

ここまで見てくれてありがとうございました。

合格体験記 #5(終) 「志ある卓越。」編

【心残り】3年間の学習を振り返っての反省点を箇条書きで挙げます。 

・英単語、古文単語などは受験勉強が本格化する前になるべく多く覚えるべきだった   

・土日が両方休みになると土曜日に長く寝てしまった   

・部屋を片付けて机の上で勉強をする習慣を作るべきだった(リビングか布団で勉強していました)   

スマホTwitter依存 ・計画を立ててそれに基づいた勉強をしなかった   

・センター、2次ともに数学をもっと勉強しておくべきだった(参考書を一周もしなかったのは後悔です)   

 

【おわりに】塾に通わず家では怠惰を極めていた僕が東大現役合格を達成できたのは間違いなく学校で手厚く指導をしてくださった先生方のおかげです。改めて本当にありがとうございました。 後輩の皆さんは先生方から一高の勉強をしっかりこなして+αの勉強をすれば東大も目指せると聞いていることと思いますがお気づきの通り「しっかりこなす」ことは大変です。一高に入ったんだから大学合格できるだろうなどと自分を甘やかして学校の勉強を疎かにしてはわざわざ学校に来て勉強する意味がありません。僕は北上市から電車で通っていたので尚更学校の勉強を無駄にしたくないと思い真摯に取り組みました。勿論これも人それぞれで独学で志望校に合格する人もいますが騙されたと思って課題と授業だけでも真摯に取り組んでみてはいかがでしょうか。 ここまで読んでくださった後輩の皆さんの中から未来の東大生が生まれることを祈っています。 

 

 (余談5・SNSのアカウント等)もし僕の大学生活に興味がある人はTwitterをフォローしてみてください。皆さんの中の東大生のイデアを壊さないように頑張って生活&ツイートをします。   

メイン(高校までの繋がり用):@ueno_twi   

サブ(大学用としてはメイン):@ueno_ver2   

本当の余談なんですけどサブタイトル的な「○○」編、塾とか予備校とか予備校講師とかのキャッチーなフレーズを使わせてもらったんですけど内容とのズレがありますよね、まあ遊び心程度なので許してください。あと、最終章の「志ある卓越。」は何のキャッチコピーか、ぜひ調べて見てください。 

 

 (余談6・文房具の話) 高校時代に愛用していた文房具について、僕は特にペンやシャーペンのこだわりはなかったんですがコレを使ってました。f:id:uenoweblog:20200506123835j:plain シャーペンの後ろの消しゴムですね。シャーペンの後ろの消しゴムって消しゴムの角みたいに使いたくないっていう気持ちが湧いてしまうんですが一度使うとその便利さに取り憑かれます。持ち替えずに利き手で消しゴムを使えるのは便利です。細かいところを消す場合はもしかしたら時短にもなるかも。文具屋さんに行かないと売ってないんですが試してみる価値はあると思いますよ。(物によっては後ろの消しゴムがあまり消しやすくないので気をつけた方がいいかもしれないですね、ちなみに僕はpilotのドクターグリップにpilotの消しゴムHERF-10を詰め替えて使ってました)

合格体験記 #4 「第一志望は、ゆずれない。」編

【二次対策】一高の先生方が用意してくださった課題・授業に取り組み、空き時間は私大の過去問をやるなどしました。東大の話の前に私大の話をします。   

受験した私大はセンター利用が早稲田の法、中央の法、法政の法の3つで一般が早稲田の法と慶應の法の2つです。結果は中央と法政がセン利で合格、早稲田はセン利不合格で一般が補欠②で合格、慶應が一般で合格でした。   

一般の試験について、早稲田法は国英社のマークと記述が混ざった形式で、たまたま貰った赤本があったので少し練習をして行きました。手応えは超が付くほどではない難しさって感じでしたが補欠でした。まあ補欠が発表になった時点では東大合格してたので手続きの書類はほぼ手をつけなかったんですけどね(アルコール耐性のパッチテストがついてきたのでそれだけやりました)。慶應法は英社(全部マーク)と論述力(小論文的な奴)で、過去問は世界史を1年分、英語と論述は問題を眺める程度で挑みました。世界史が難しいのと小論文慣れしていないのとで早稲田と比べてかなり自信はなかったです。半ば諦めムードで早稲田だけに絞れば良かったな〜とか思っちゃいました。でも受かっちゃったんですよね、学校で担任の先生と一緒に見てビックリしました。 

 勉強法についてですが、ほとんど専用の対策はしていません。英国は東大コースでかなり鍛えられたのでそれがそのまま役立った感じです。(小論文対策はしてなかったので慶應の論述力で「問題文に指定がないからな…」と原稿用紙式の解答用紙に段落を付けずに書いたんですがそれでも合格したということは形式上の暗黙の了解は破っても問題ないということですね、まあ書いていたら従ってください)社会はどちらも世界史を使いました。私大入試はめちゃくちゃ細かい知識を聞かれるのですが意外と消去法で絞れる所も多いですしセンターレベルの知識で取れる所もあります。マイナー単語を覚えるよりはセンターレベルの範囲を100%正しく判別できれば合格点に届くでしょう(もしかしたら僕は世界史が低くて英語とかが良かっただけかもしれませんが)。ものすごく雑な言い方をすると早稲田法の世界史はちょい難センター+記述、慶應法の世界史は激ムズ進研記述(マーク式)って感じの形式です。 

 

 さて、東大の話ですが試験の前の週に慶應の合格を知り少し安心した状態で二次に臨みました。ここからは各教科の取り組みと二次の感触を紹介します。   

〈国語〉模試の段階で成績が安定せず不安だったので古典の基礎固めに力を入れた他、現代文の記述は同じ文一志望の昆さんの近くで授業を受け、答案を近くの人と共有するときにどう書いているか見せてもらいました。ちなみに彼は字がきれいです。 

〈数学〉最終的な学力は二次で要求されるレベルを下回っていたと思いますが沢山問題を解くのもコスパが悪いと思い課題と授業で扱ったものしか解きませんでした。蓋を開けると幸か不幸か難化により差が付きにくい結果となり救われました。解きながら難しいと思いましたがもともと比重を軽くしていたので動揺せず部分点を取れるように書けるところを書きました。 

〈英語〉『EG4500』(いいずな書店)のステップ5,6を見て分かる単語を増やし、スマホアプリ(mikan)を使ってチェックをしました。センターと二次の違いは(僕の所感では)単語の難度だと思っています。単語が分かればスラスラ読めるでしょう。(東大志望者御用達の『鉄壁*』(鉄緑会)は使ってません。ちょっとした反骨精神ですかね)東大はリスニングがありますが学校で沢山練習するので家ではやりませんでした。   

〈世界史〉センター前に基礎を固めていたので二次対策では細かい知識と大きな流れを身に付けました。   

〈地理〉知らない土地の知識が出てくるので分からないことも多かったですが過去問演習で頻出の地域、時代背景(高度経済成長やバブルなど)を身に付けられたので良かったです。二次は試験終了が迫ったタイミングで始めた問題が演習でよく出た分野で、先に解いていれば良かった、と思ったので問題の俯瞰は大事です。   

〈総評〉解いた感覚は数学が難しい以外は練習通りだなと言った感じでしたが練習でいつも点が取れていた訳では無いので不安でした。今年は数学が難化したそうですがいつ何が難化するかは分からないのでオールラウンダーを目指すことが大事だと思います。僕は強いて言えば英語が少し高いくらいで他は受験者平均程度のバランス型の受験生だと思うのですがそれが合格の決め手かもしれません。(運も良かったんだと思います) こちらも得点開示が届いたので得点を発表します。自己採点はしても合否に関係ないのでしませんでした。代わりに再現答案を載せておきます。f:id:uenoweblog:20200506121737p:plain   

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 (余談4・二次試験後〜合格発表〜今)試験が終わったらアレやりたい、コレやりたいという気持ちは沢山あって、例えば久しぶりにポケモンやろうとか、買って開けてなかった仮面ライダーのフィギュアを開けようとか、カラオケ行こうとか、わんこそば行こうとか、本当に色々あるんですけど実際それを出来たかと言うと100%満足するまでは出来ませんでした。というのも、部屋の片付けと掃除を強制執行されたからです。高校の3年間で大規模な掃除をしなかったツケが回ってきました。辛いです。カラオケとわんこそばは結局(新型コロナの影響もあり)未だに行けてないです。 あと合格発表見てビックリしてからも忙しいですよ。まずは自分で大学生協の書類を取り寄せたり、入寮申請したり、証明写真撮ったり、その流れでスーツのまま合格報告に行って似合ってないと言われたり。しかも僕の代はなんといっても新型コロナですよ。オンライン講義をするとかでただでさえ分からない履修の仕組みがさらに複雑になり、例年はあった先輩が教えてくれる機会まで無くなってしまい…そんな前途多難な令和2年度ですけど東京大学は学生の学ぶ機会を失わせまいと一丸となって頑張ってくれています。僕も頑張ります。

合格体験記 #3 「なんで私が、東大に?」編

センター試験本番と結果】最後のセンター試験を解いた我々ですが、センター試験にとっては最後でも我々からすれば初めての試験です。緊張しますよね。幸い僕は前日はよく眠れたので1日目(文系科目)はベストコンディションで解けました。1日目の夜は後述のトラブルがあり2日目はかなり緊張状態でした。試験を終えて、とりあえず全力は出したなと思いました。   

次の日は自己採点です。僕は周りに人がいる状態でチェックをしていたところ間違ってバツにしている所を指摘され5点上がったので皆さんも得点を開示する勇気があってなおかつ隣の人がピリピリしてなければ人に見てもらいましょう。 

自己採点の得点と先日届いた得点開示の結果は次の画像にまとめました。転載する人はいないと思いますがする時は僕に許可を取ってください。f:id:uenoweblog:20200506120106p:plain   

 

(余談3・試験本番の健康管理について)僕は電車通なのでもしもの時に備えてセンターの時も盛岡のホテルに泊まって受けたんですけど非常に学びが多かったです。まず、1日目の夜にあったトラブルというのは「眠れなかった」というものです。「次の日に数学がある…ちょっとしか勉強してない…失敗したらどうしよう…」みたいに考えてドキドキしてなかなか眠れなかったんですが、後で親と話してて気づいたんですが原因はそれだけでは無かったようで、(恐らく)風呂をシャワーだけで済ませ、湯船にお湯を溜めて入ることをしなかったことが原因だろうということになりました。多分ですが、湯船に浸かった方が眠りやすくなりますし心も安定すると思います。 

それからもう1つ、これは試験後のトラブルなのですが、口内炎が出来ました。たかだか口内炎ではありますがこれから二次試験に向けて頑張るぞ!という気持ちを邪魔されないように口内炎は無いに越したことはありません。口内炎ができた理由は恐らく、泊まりの時のコンビニ食(カップ麺など)により野菜が不足したことです。こうした反省点は私大や東大二次の時にサラダを買ったり野菜が入ったサンドイッチを買ったりして改善しました。僕の勉強法は参考にしなくても構わないのですが、健康管理に関しては是が非でも役立てて下さい。 

 

 【東大を志望した理由、出願した理由】東大の魅力は教養学部で広く深い教養を身に付けられることと進振りによる入学後の選択肢の幅だと思います。世間をよく知らず正直ただお金持ちになりたいくらいにしか思っていない、更に他の大学を調べる気力も無かった僕はこれに惹かれ、1年生の3月に参加した東大見学会以降は第一志望に東大と書くようになりました。 

それ以前は東大がどうも畏れ多く(いや、もちろん志望し始めてからも畏れ多かったりはしますけど)別の大学を第一志望に書いていたんですよね。今考えるとおかしな話ですね。あ、東大見学会はある程度頭のいい人なら是非行くべきだと思いますよ(見学会を企画する東大のFairWindというサークルに僕も入る予定なのでダイマになってしまいますが)。東大生と話すと意外と人間味を感じられますし「彼らも同じ人間だし自分も東大って書いてみるか」って気になれます。費用は掛かりますけど東大目指して勉強して、東大に限らずいい大学に入ったら将来的に親孝行として返せる額だと思いますよ。それと東大見学会で印象に残った東大生がいて、名前は伏せるんですが後にその人をYouTubeで見つけてしまうんですよ。そこからだいぶハマって受験期でもその人の出てるチャンネルの動画めちゃくちゃ見てたんですよね。まあ何が言いたいかと言うと2018年~20年くらいってそういう東大生のメディア露出が盛んな時期だっただけに東大への憧れが湧きやすかったんですよ。多分そうじゃなかったら〇橋大学とか〇北大学とか受けてたと思います。 

 話は逸れましたが、現実的な実力はというと、冠模試の判定が全てCかDという感じでした。ですが諸先輩方の合格体験記から模試の判定と合否は別物だと学んでいたので気にしませんでした。センター後の判定は良くてCでしたが「現役生、一高生は最後まで伸びる」という先生の言葉を信じて出願しました。もし志望を下げて他の難関大に出願していたらモチベーションが下がって受かっていなかったかもしれません。

合格体験記 #2 「いつやるか?今でしょ」編

【引退~センター前】部活引退と同時に受験に向けて依存していたTwitterからログアウトをしました。結果論ですがこれは少し失敗でした。部活とSNSでの人間関係が一度に無くなった反動で足りない人間味を補うためマンガアプリをインストールしてしまったのです。結局スマホを使う時間はあまり減らず、計画や進捗を宣言できる上に他の人の頑張りを見て士気を高められる場を失ったためこれでは良くないと思い大晦日からTwitterを再開、模試の自己採点を開示することでモチベーションを高めました。急激な改革は反動を招きやすいので注意してください。   

 

(余談1・Twitterに関して)1年生の秋から本格的に始め、2年生になるとテスト期間にはTwitter上でテスト範囲の振り返りをしたり、考査や実テ、模試(たぶん体力テストも)などの結果の開示をしました。良い結果をとっているので端から見れば自慢ですが毎回開示してるので悪い成績を取らないようにしなければならないというプレッシャーとの戦いでもあります。あと自分へのご褒美として自慢くらいさせてください。 

 

 センター前の勉強についてですが、9月以降模試や東大講座などが増え、自動的に勉強時間が増えます。9月、10月の僕は手帳を活用して勉強の計画を週単位で立てていましたが必ずしも達成された訳ではありません。11月からは手帳も使わなくなりました。恐らく赤門の課題を中心にやっていたと思います。   

それでは各教科の取り組みを紹介します。(以後、使った参考書等を紹介する時に「*」の記号が付いていたら学校で買ったものではない教材であることを表します)   

〈国語〉センター対策授業が始まるとひたすら過去問を解く日々が続いたのですが古文の基礎に不安があったのと現代文があまり点がとれなかったのとで8割を越えないことも普通にありました。共通テストはまだ解いてみていないのでどのくらい通用するか分かりませんが現代文は『*決める!センター現代文』(船口明)を読み、古文は単語を『古文単語315』で勉強しました。国語は特に模試とセンターの質が違うと思われるので過去問の点数だけを当てにしましょう。直前期は過去問を本試、追試共に新しい方から数年分やりました。   

〈数学〉授業は模擬の問題だったので直前期に苦手分野の大問だけを10~20年分ほど遡って過去問をやりました。苦手分野だけでなくやっておけば良かったなと思います。それと数学ⅡB第5問で出てくる「確率分布と統計的な推測」を自分で教科書を読んで勉強しました。数列とベクトルで解きたくない問題が出たときに役立ちます。実際、センター本番でも第5問を解きました。数Ⅲの微積をやるよりは(やったことないので分かりませんが)取り組みやすいと思います。   

〈英語〉英語はセンターレベルなら9割取れる力があったので200点目標で頑張っていたのですが発音・アクセント問題は運次第みたいなところがあり、それが気に食わなかったので『*関正生の発音・アクセント プラチナルール』を購入し、勉強しました。   

〈理科〉生物基礎と地学基礎については普通に暗記をしました。特別な事はしていません。『セミナー生物基礎』とか『センサー地学基礎』で覚えていないところを繰り返したり暗記事項が書かれたプリントを見返したりと言った感じです。   

〈社会〉前述の通り世界史・地理選択です。世界史は覚えた分周りに差をつけられる快感から2年生の時から習った所をガリガリ覚えていきました。使ったのは『世界史Bマスター問題集』(山川出版社)です。この問題集ですが、穴埋めをしながらその単語が登場する文脈が分かるので定期テスト対策から入試までずっと愛用していました。 

 一方で地理はと言うと世界史と比べて点を伸ばしにくいんですよね。テスト的な知識を問うよりもむしろ思考力が問われていて、日本や世界の様々な地域に関しての博識さも求められます。一応類推できる点はあるとはいえその類推にも知識が要ります。過去問を解いても点の振れ幅があり、良い時は9割、悪い時は6割くらいで非常に心を痛めました。でも実は博識じゃなくても基礎知識と思考力をつければ太刀打ちできます。まずは気候区分の判定を正しくできるようにしましょう。コレってできてるつもりで意外とできないですよ。その他の知識と思考力は過去問によりある程度パターンが見えてくるので真摯に取り組みましょう。 

 

 (余談2・共通テストとセンターの差について)ここまで書いてきたものは全てセンター試験の話であって、いわゆる新テスト、共通テストとどう違うかは僕も分からないので参考程度にして下さい。執筆時点(2020年5月)では共通テストの問題集は少なく、過去問も無いので(一応18年にあったプレの問題は存在しますけどそれを調整するはずですし記述の中止とかありましたので)僕もまだ新しい形式の問題を解いてみたことがないのですが問題集が充実してきたら買って解こうと思っています。解いたら感想をこのブログに投稿すると思います。

合格体験記 #1 「やる気スイッチ、君のはどこにあるんだろう」編

【入学~部活引退の勉強と生活習慣】 高校入試の点数は459点でおそらくこの時から上位ではあったようですが中学の勉強と高校の勉強は別物だろうと思いながら出された大量の課題に真面目に取り組みました。 1年生の最初の外部テストといえばBenesseスタディーサポート。このときの順位は国数英で279人中14位。学力到達ゾーンは東大、早慶相当のS1。なかなか良いんですが学習習慣については「要注意」と評されていました(これは学年が上がっても変わりませんでした)。 

 1年生の時は数学と古典は予習しましたが基本は授業第一で頑張りました。文理選択の時点で数学と物理基礎はちょっと苦手で、もともとロボットやAIに淘汰されない「法律を使って人道を説く職」に興味があったため2年生では迷わず文系を選びました。社会は世界史・地理選択でしたが地理は差が付きにくいのでほとんど世界史を勉強してました。とはいえ地理も好きになっていたので(会場が一高ということもあり)地理オリンピックの予選に参加したりもしました。 

 部活は吹奏楽部で、文化部で一番ハードだと言われていますが実際は校舎が閉まる時間には帰れたので運動部と比べて夜が遅くなることはなく、家に帰ってから勉強をすることも可能でした。が、家に帰るとだらけてしまい課題がピンチの時を除けばほとんどしませんでした。手帳には歴代担任から「もうちょい家でできそうですね」とか「180分以上してはいけない身体?」などと書かれる始末です。学習習慣「要注意」の評価は間違っていませんね。 

その代わりと言ってはなんですが早寝早起き朝ごはんは欠かさず、遅刻をしたくないので毎日始発(5:40頃に北上駅発)で通いました。電車が片道50分ほどなので電車で勉強していると思う人がいると思いますが行きは睡眠、帰りはスマホが常でした。睡眠は平均6~7時間だったので授業中に睡魔に襲われることはほとんどなかったです。 

テスト期間以外は基本的に与えられたものしかやらない人間なので赤門倶楽部の添削に参加し、義務としてやる課題を増やしました。問題のレベルも高いですし先生方が添削してくださるので難関大を志望する意思があるなら参加すべきだと思います。